【レビュー】厳冬期のツボ足以外なら万能。夏の丹沢〜冬の八ヶ岳・アルプスでもお世話になっている、スカルパ トリオレプロGTX

八ヶ岳に通うようになり、岩場の通過や積雪期の歩行に、トレッキングシューズクラスでは弱いなと感じる場面が出てきました。

もっと堅牢な登山靴がほしくなりましたが、一方で冬靴のような保温性を持たせてしまうと夏に履けない。ジャブジャブ予算を投入できるブルジョワ、ではないため常に最適バランスを追求したい僕としては、厳冬期にツボ足する場面には行かないと割りきって、オールラウンドに履ける靴を選んでみました。


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 低山用にしてるノースフェイスのヴェルベラライトパッカーGTXですが、森林限界以下ならなんとかなりますが、八ヶ岳も赤岳〜硫黄岳の縦走を真剣にやろうとすると、岩場の通過に不安があります。

また冬場、地蔵尾根・文三郎尾根など急斜面で雪の付着した場面では、前爪のある12本アイゼンを履かざるを得ないのですが、ライトパッカーはソール硬めとは言え体重をかけると容易に曲がるため、前爪のあるアイゼンには不適です。

しかし、冬靴は高いくせに夏は履けない。もったいない笑

 

結論はオールシーズン履ける、後ろコバ付きのライトアルパインモデルでした。スポルティバやスカルパ、ガルモント、ザンバラン、ノースフェイス等など、山雑誌を見るといやというほど目にすることになる、このクラスの靴。やはりみなさん考えることは同じか。笑

その中で、足型にあったのがトリオレプロGTXでした。

足首は前後の屈曲性がよいので、ソールが硬くても歩行がそれほどつらくありません。また独自のシューレースフックの構造で、足首で一旦締め具合を固定できるDリングのフックがついていて、これが最高に使いやすいです。

たぶん、ソールがすり減っても交換して履き続けるぐらい、長い付き合いになりそうなきがしています。